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科学と実践を通してレジリエントな景観をデザインする
デザイン・サイエンス・景観計画研究室
– 上原三知
第6回復興デザイン研究賞 最優秀研究賞
上原 三知 (信州大学)
「東日本大震災における継続的な災害予測と復興デザインのための自然と共生するデザイン手法の適用」
受賞理由:
本研究は、アメリカのランドスケープアーキテクチャーにおける主要な計画理論である「自然との共存」を、災害予測と復興計画に応用するものです。1980年の貴重な環境分類図と東日本大震災の災害リスクスコアをデジタル化し、事前の災害予測と復興計画策定のためのデータとプロセスの有効性を継続的に検証しました。これにより、複数のスケールにおいて地震被害を事前に正確に評価できる可能性を示しました。
本研究は、従来は別々に行われてきた環境(リスク)評価と復興計画策定において、「自然と共生するデザイン」の理論を用いて両者を統合することの実現可能性を学術的に再評価した。さらに、このアプローチを未曾有の大規模災害の復興計画策定に適用する上で大きな努力が払われた。本研究は、復興計画策定への貢献が高く評価された。

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